使用しているパスワードは、危険なものではありませんか?大事なデータを守るためにも、パスワードの設定には充分に気をつけたいですね。
今回は、危険なパスワードと安全なパスワードの見分け方、作り方をご紹介します。
そもそも、パスワードの設定は何のため??
パスワードは、現在パソコンを操作しているのが自分本人であることを証明するためのキーワードになります。なので、パスワードは自分しか知らないものである必要があります。
インターネットでは、会員制サイトなどで、パスワードを入力することで個人のページへログイン/サインインします。
個人ページには自分の個人情報や、さまざまなファイルがあります。
もし、そこに悪意を持った他人に入り込まれてしまった場合、そういった重要な情報が盗まれてしまいます。また、自分になりすましてトラブルを起こされてしまうこともあります。
なので、パスワードが知られてしまったり、推測で当られてしまわないよう気をつけなくてはなりません。
見破られやすいパスワード
○単純な英数字の並びや、キーボードを順番に押したもの
複雑なパスワードは自分が忘れてしまうからと、安易なパスワードを使っていませんか?
例:「123456」「asdfghjkl (キーボード3段目の左端[a]から右へ順番に押す)」
○自分の親しい人や関連する数字や文字、またはその組み合わせ
住所、家族・恋人・ペットの名前、出身地、好きな芸能人など、あなたの情報からパスワードを見破られる可能性が非常に高いです。
例:「yamada (名字)」「hanako0125 (名前+誕生日)」
工夫されているが、まだ安全性が低いパスワード
○自分には無関係だけれど、辞書に載っている単語
パスワードを調べるときに、自動的にさまざまなパスワードを生成する攻撃用のプログラムを利用するのが普通です。そういったプログラムは「辞書に載っている単語を総当たりで入力したり、適当に組み合わせて入力したりする」ということが得意です。辞書に載っている単語をそのまま利用するのは避けましょう。
例:「elephant」「hujisan3776mauntain」
○単語の文字を逆順にしたり、似た形の文字に置き換えたもの
単語を逆順にしたり、アルファベットの「o」を「0」、「Q」を「9」などに置き換えたもの。
例:「ctmej ([jemtc]を逆順にしたもの)」「hanak0 ([o(お)]を[0]に置き換えたもの)」
○無意味で複雑な組合せだけど、
数字・小文字や大文字のアルファベットしか使われていない
意味のない適当な組み合わせは、推測だけで当てることは困難ですが、より複雑に最低限でもアルファベットの大文字、小文字、数字のように何種類もの異なる文字を組み合わせて作りましょう。
例:「05691248」「ahujydk」
最後に
あなたが利用しているパスワードは、こうしたものに該当していませんか?該当していたら、すぐにパスワードを付け直しましょう。
安全性の高いパスワードはどのようなものか、を次回ご紹介します。