インターネットをしていて気になる広告があれば画像をクリック、内容を見て楽しみますよね。
すると翌日、別のサイトを見ていたら昨日と同じ広告が。
またその翌日には、どのサイトを見ていても、同じジャンルの広告が出てきて、、、。
これでは、つい自分のネット閲覧が誰かに監視されているような感覚に陥ってしまいます。
ネット広告の手法『ターゲティング広告』
実を言うとこれは、インターネット広告の手法のひとつ『ターゲティング広告』と呼ばれるものです。
ウェブサイトを訪れた際に残るログイン情報や閲覧履歴を使って、企業などがターゲットを絞り広告を発信しています。
それにより、ユーザーは自分に興味のある情報を受け取りやすくなり、広告主は収益を得やすくなります。
ネットを見ていると、「こんな商品やサービスがあったんだ」「このお店、ウチの近くね」といったような広告に出会う機会が多くありますが、それも『ターゲティング広告』の効果によるものかも知れません。
広告の秘密は『クッキー』
この『ターゲティング広告』を実現させているのは、ウェブブラウザに情報を保存する『Cookie(クッキー)』という仕組みです。
ネットでのログイン情報や閲覧履歴は『Cookie』に蓄積されます。
その情報を通信サービス会社などが収集し、広告主に提供、広告主は趣味や地域を特定してユーザーに広告を届けます。
またネットショッピングなどで、ブラウザがパスワードを記憶していたり、ショッピングカートに選んだ商品がいつまでも残っていたりするのも、この『Cookie』の仕組みによるものです。
『クッキー』は個人情報ではない
この『Cookie』により個人情報が抜き取られているわけではないので、まずはご安心を。
ただ、この『ターゲティング広告』を不快に思う、また見られているような不安感を覚えるケースも多々あるため、最近ではこの『Cookie』による情報取集に規制がかかる動きもあるようです。
最後に
今回はインターネットの『ターゲティング広告』について触れてみました。
役に立つけど不安も感じる『ターゲティング広告』。
個人情報が重要視される現在、この広告の手法がいつまで続けられるのかに注目です。