長時間パソコンに向かって作業をしていると、疲れてしまいますよね。
そのため肩こりや腰痛、場合によっては腱鞘炎になってしまうことも….
今回は、肩こりや腰痛にならないようにするための正しい姿勢をご紹介します。
パソコンに向かう正しい姿勢を知ろう!!
まず第一に、パソコンに向かうときの正しい姿勢を見直してみましょう!!正しい姿勢を保つことで、肩こりや腰痛になりにくくなります。
また、無意識のうちに普段とっている楽な姿勢が、逆に体に負担をかけている可能性もあります。
①椅子に深く腰を掛け、背筋を伸ばします。足の裏全体を床につけます。
足全体が床についていない場合は、姿勢が安定していないために、足や腰、背中や肩にまで負担がかかってしまいます。
深く腰を掛ける際には、背もたれとお尻に間が空かないように心掛けましょう。また、椅子と膝の隙間は手の指が入る程度のゆとりをあけましょう。
机と椅子は高さを調節できるものが望ましいですね。
②目とディスプレイの距離を40cm以上離す。
画面に顔を近づけすぎると、パソコンから発するブルーライトの影響も強くなり、目の疲れにもつながります。
また、画面をのぞき込むような形になるため猫背の姿勢になってしまいます。首や肩こりにつながるのでご注意ください。
③画面は目の位置より下になるようにする。
画面が目の位置より上にある場合、頭を引き上げようとして首に負担がかかります。成人の頭は約5kgもの重さがあり、ちょっとした傾きだけで首には大きな負担がかかってしまいます。長く作業していると、ついついディスプレイに近づいてのぞき込むような形になってしまうので、できれば目より下の位置になるように設置してみましょう。
まぶたを全開にしなくても画面が見られるので、ドライアイの予防にもなりそうですね。
④キーボードを操作するとき、肘は90度以上開くようにする。
肘の角度が小さくすぎる場合には、画面に近づきすぎているサインです。注意しましょう。
肘掛けのある椅子を選ぶと腕が支えられるので、腕の重みが軽減されるので肩への負担を減らすことができます。
正しい姿勢はなぜ大切なのか?
正しい姿勢を維持しないと、体のどこかに負担がかかり、肩こりや腰痛、腱鞘炎などの原因となってしまいます。最悪の場合には、慢性化してしまうこともあります。
頭痛や手・腕のしびれ、睡眠の妨げになるなどの問題にもつながってきます。
そうならないためにも、パソコンで作業する時間からでも姿勢を正して予防をしていきましょう。
また、1時間ごとに席を立ってストレッチを行うなど体を動かすことでこった筋肉をほぐすことで慢性化予防に役立ちます。
最近は、マウスを持って作業する時間も多いため、マウスの持ち方にも気をつけなくてはいけません。あまり遠い位置で操作すると、肩に負担がかかってしまいます。また、手首は甲のほうが上がっていると神経に負担がかかり、腱鞘炎になる可能性もあります。手首の下に何かを置いて位置を調整したり、腱鞘炎になりにくい形をしたエルゴノミクス形状といわれる形のマウスを使ったりして予防を心がけましょう。