「Windowsのサポート期間が終了する」という話題を、皆さん耳にされた事があるかと思います。
今年、Windows7の延長サポート期間が終了した事が大きな話題となりました。
「サポート期間が終わったら、どんな問題があるの?」というご質問や
「Windows10はいつまでサポートしてもらえるの?」というご質問を、譲渡会やお電話でもよく耳にします。
皆さん多くの方が疑問に思われている事だと思うので、今回はWindowsのサポート期間について解説したいと思います!
サポート期間が終了したらどういう問題がある?
サポート期間が終了したWindowsが入っているパソコンは、「更新プログラム(Windows Update)」を受けれなくなります。
「更新プログラム」は、Windowsの機能の追加や 、セキュリティの強化などのプログラムで
サポート期間が続いているWindowsパソコンの場合、基本的には、インターネットに接続していると、自動的に「更新プログラム」が適用されるようになっています。
サポート期間が終了したパソコンも、「更新プログラム」が受けれなくなるだけで、パソコン自体は今まで通り使う事が出来るんです。
しかし、インターネットに接続している場合、この「更新プログラム」が適用出来ないのはとても危険な状態です。
なぜなら、コンピューターウイルスなどは、Windowsの持っている セキュリティホール・脆弱性(ぜいじゃくせい)という弱点のような物をついて、攻撃をしかけてくるからなんです。
この脆弱性を完全になくしてしまう事は殆ど不可能なので、サポート期間中のWindowsは、脆弱性が発見される度に「更新プログラム」でその箇所を修正してパソコンを守っています。
「更新プログラム」を受けれなくなると、この脆弱性を放置したままパソコンを利用する事になってしまうので
コンピューターウイルスなどに非常に感染しやすい、危険な状態になってしまうんです!
体で例えると、免疫力が無くなってしまい、細菌やウイルスにとてもかかりやすい状態です。
セキュリティソフトを入れているから大丈夫!という方もいらっしゃいますが
サポート期間が終了したWindowsは、セキュリティソフトが殆ど役に立たない程危険な状態です。
その為、実質的にインターネットが利用出来なくなってしまうのです。
Windows10はいつまで使えるの?
では、最新のOSソフトである、Windows10はいつまでサポート期間があるのでしょうか?
せっかくパソコンを買っても、すぐにWindowsのサポートが切れてしまったら、パソコンの購入が無駄になってしまいますよね。
ちなみに、Windows10以外のサポート期間は、このようになっています。
「Windows10」以外では、「Windows 8.1」しかサポート期間が残っている物がないんです。
その「Windows 8.1」も、約2年半程しかサポート期間が残っていません。
そこで「Windows10」のサポート期間なんですが、ちょっと複雑になっています。
年に2回ある大型の「更新プログラム」を適用すれば、自動的にサポート期間が延長される仕組みになっているんです。
その為、明確にいつ終了と決まっておらず、「更新プログラム」を適用している限りはサポートし続けますよ、という体制になっています。
逆に言えば、「更新プログラム」を実施していないと、いつの間にかサポート期間が終了してしまうという事です。
インターネットに接続していないと「更新プログラム」が適用されないので、しばらく使っていないパソコンや、インターネットに接続していないパソコンは要注意です!
最初に説明したように、インターネットに接続していれば、自動的に「更新プログラム」が適用されるので、普段使われているパソコンなどであれば問題ありません!
まとめ
・サポート期間が終了したWindowsパソコンでのインターネット利用はとても危険。
・現在、サポートしているWindowsは、Windows8.1とWindows10。
・Windows8.1のサポート期間は2023年1月まで。
・Windows10は 「更新プログラム」 を適用している限り、サポートが延長され続ける。