本日は、インターネットに不可欠なルーターについてご紹介します。
実は大事なルーター選び
自宅の環境に合わないルーターを使用すると、「回線速度が遅い」「回線が不安定」などの原因になります。
※電話線が引いてあるルーターの正式名称はONUと呼びます。今回はwi-fiルーターのお話です
無線LANにも種類(規格)がある
無線LAN(Wi-Fi)の規格は現在6つ、 それぞれ特徴や速度域があります。
規格名 | 最大通信速度 | 周波数帯 |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE 802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE 802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz |
この「a」や「n」がルーターの裏に書いてあるものです。
画像のルーターの場合は、「aterm-・・・・g」と書いてある方が「IEEE 802.11g 54Mbps 2.4GHz」のWi-Fiになります。
現在、ご自宅にインターネット回線を引いている方の殆どが「光」を使用しているかと思います。光は最大通信速度が1Gbpsです。「g」のwifiを利用すると54M…これは0.054Gbpsになります。
全く速度が出ていないことにお気づきでしょうか?せっかく1Gの回線を引いていても、おそらく実測で20M程度になるかと思います。
仮に上のルーターを使用していた場合、もう片方の「a」を選んでも同じ速度のため買い替えが必要となります。
ルーターの買い替えにはどんな物を選べば良いの?
中にはインターネットの契約時に、プロバイダから支給されたレンタル機器を使用している方もいらっしゃるかと思います。 基本的にユーザーからの申告がなければ、プロバイダから機器の交換をすすめられることはありません。設置してから4~5年ほど経つ方は、一度プロバイダに交換の相談をしてみましょう。
※交換対応になる場合が多いですが、プロバイダのサービス内容等もあるのでご注意ください。
自分で用意をする場合
ここでさっきの対応表を思い出してみましょう。
IEEE 802.11n 600Mbps 2.4GHz/5GHz
IEEE 802.11ac 6.9Gbps 5GHz
光回線を思う存分使用するためには「・・・・n」、もしくはACという規格に対応したルーターを選ぶようにしましょう。
ただし、パソコン機器そのものがAC未対応の場合、その規格を利用することはできません。 現在、弊協会でご用意しているパソコンは、残念ながらACに対応しているパソコンではありません。お渡ししている外付けの子機も、ACは未対応です。外付けの受信子機でAC対応している物を取り付ければ、AC規格の電波を使うことは可能ですので一度ご検討ください。
📝あくまで理論値のため、上記にある6.9Gbpsが使えるとは限りません。良いものを導入した場合でも限界があることを覚えておきましょう。
1:11AC対応 の製品
2:867+300 の表記がある物。
※数字が高いほど高性能になりますが、高価格になりますのでこのあたりがおすすめです。
3:ビームフォーミング対応 の物が高感度を実感できます。