ソフトをダウンロードする時や、ファイルをメールで送受信する時などに目にする「圧縮」と「解凍」。とても便利な機能ですが、意味や使い方がわからないと言うご質問をよくいただくので、今回は解凍と圧縮についてご紹介させていただきます。
圧縮と解凍について
ファイルの容量が大き過ぎる場合は、送るのにも受け取るのにも時間が掛かります。そんな負担を減らすために活躍するのが圧縮と解凍です。
ファイルを送る時に使用するのがファイル容量を小さくする「圧縮」、受け取る時に圧縮されたファイルを元の大きさに戻すのが「解凍」の役割です。
圧縮ファイルの形式
ファイルを圧縮する形式は様々ですが、一般的に使用されるのが「ZIP(ジップ)」と呼ばれているものになります。(Windows10はZIP形式を標準でサポートしています。)その名の通り「ZIP」をしたファイルのアイコンは、ジッパーが付いたフォルダに変化します。
その他の圧縮ファイル形式
あまり馴染みがないかもしれませんが、他にも下記のような形式が存在します。
・rar
・tar.gz
・7z
・cab
・lzh
ファイルを圧縮してみよう
圧縮の手順はとても簡単です。
1 圧縮したいファイルを右クリックします。
2 メニューが表示されますので「送る」を選択します。
3 「圧縮(zip形式)フォルダー」を選択します。
以上でファイルの圧縮は完了です。
複数のファイルをひとつにまとめて圧縮する場合は、下の図のようにマウスをドラッグ操作して、ファイルを複数選択している状態で1~3の手順を行ってください。
📝上手にドラッグ操作ができない時は、キーボードの「Ctrl」キーを押しながら一個ずつファイルを左クリックしても複数選択ができます。
ファイルを解凍してみよう
Windows10ではZIP形式を標準でサポートしていますので、ZIPフォルダを(ダブル)クリックするとフォルダ内をすぐ確認できるようになっています。
中のフォルダやファイルを取り出したい場合は、ZIPファイルを右クリックすると表示されるメニューから「すべて展開(T)」を選択してください。
「圧縮(ZIP形式)フォルダーの展開」が開きますので、展開先のフォルダを指定し「展開」ボタンを左クリックすると、解凍が完了します。
📝 ZIPファイル内のファイルやフォルダを「切り取り」して通常のフォルダに「貼り付け」することでも移動は可能ですが、その場合はZIPフォルダ内から切り取ったデータは削除されるためご注意ください。
ファイル転送サービスで負担なく
「添付可能サイズをオーバーしてファイルが添付できない!」「添付はできたけど、大きい容量のファイルをいきなり送ると相手の迷惑になるかも…。」
メールにファイルを添付して送る際、そんなアクシデントがおこったり不安に思う方もいらっしゃると思います。そんな時はファイル転送サービスを利用してはいかがでしょうか?
ファイル転送サービスって?
WEB上に大容量のファイルをアップロードできるサービスです。
今回はファイル転送サービスで有名なギガファイル便をご紹介します。
ギガファイル便
ユーザー登録不要、無料で利用できる大容量転送サービスです。
・サービス内容
容量無制限(1ファイル200Gまで)のファイル転送が行えます。
ファイルはアップロード後、最大60日間保持されます。
***
ファイルをアップロード後にダウンロードURLが表示されますので、そのURLをコピーしてメール等に貼り付けます。
📝URLを知っていれば誰でもダウンロードが可能なので、不安な方はダウンロードパスワードを設定しましょう。(下図①)
また、すぐダウンロードしない場合は、ファイルの保持期限を長めに設定しておくことをおススメします。(変更可能期限:7日・14日・21日・30日・60日)(下図②)
最後に
ファイルの圧縮と解凍、そして便利なファイル転送サービスのご紹介はいかがでしたでしょうか?高画質な画像であったり、一度にたくさんのデータを送りたい時は、是非活用してみてくださいね。