パソコンを使う様々な場面で必要となってくるパスワード。
もし、パスワードが解読されたり、漏洩してしまったら
自分になりすました第三者から不正ログインをされてしまう可能性があります。
こういった不正ログインをする攻撃者は、1文字ずつパスワードの文字を変えたり
辞書に登録されている単語を総当りで入力していき、パスワードの解読を試みようとします。
勿論、こういった作業はコンピューターが自動的に処理をするので
簡単なパスワードを設定していると、数秒で解読されてしまう事もあるんです。
では、解読されにくい、安全なパスワードはどのような物なのでしょうか。
安全なパスワードとは
安全なパスワードとは、このような物になります。
・大文字、小文字、数字、記号を組み合わせている
・意味のない英数字の羅列
・桁数が多い(長いパスワード)
仮に「apple」というパスワードを作ったとすると
その文字自体に単語としての意味がありますし
大文字・数字・記号が組み合わされていない上に、5文字しかないので非常に危険なパスワードとなります。
また、安全なパスワードにしていても、他のサービスで同じパスワードを使い回すのは危険です。
万が一パスワードが解読・流出してしまった際に、同じパスワードで他のサービスにもログインされてしまいます。
被害を最小限にする為に、パスワードは全て違う物を設定するのがオススメです!
しかし、そうすると今度はパスワードの管理が大変になってしまいますね。
コアパスワード
この問題について、ITパスポートなどの国家試験を実施しているIPA(情報処理推進機構)がコアパスワード方式の活用を提案しています。
コアパスワード方式とは、他のパスワードとも共通したコアパスワードを作り
あとは利用するサービスごとにパスワードを追加するという方法です!
コアパスワードの作り方については、自分で決めたワードをまずローマ字などにして
一部大文字にしたり、記号や数字を追加するという方法が紹介されています。
例えば、「ジェムテクブログ」という言葉を「jemtc_blog」に変換し
単語の頭と末尾を大文字に変えて「JemtC_BloG」にします。
記号や自分の好きな数字などを入れて「!JemtC_BloG!42」をコアパスワードとして、これを自分で覚えておきます。
あとは利用するサービスごとの文字をコアパスワードに追加します。
Yahoo!JAPANであれば、「yHo-!JemtC_BloG!42 」
Googleであれば、「gGe-!JemtC_BloG!42」といった具合です。
パスワード設定を見直しましょう
もし同じパスワードを使いまわしていたり、推測されやすいパスワードを設定している方は一度設定を見直してみましょう。
安全にパソコンを使う為に、今回の記事を参考にしてみてください!