前回のブログでは、パソコン処分・廃棄方法をご紹介しました。
今回は個人情報の漏洩を防ぐデータ消去の方法をご案内します。
パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきて生活に欠かせない存在となりつつあります。
これらパソコン内のHDDやSSDという記憶装置に、重要なデータが記録されています。
したがって、そのパソコンを廃棄する時には、これらの重要なデータを消去するということが必要です。
ところが、パソコン内に書き込まれたデータを消去するというのは、それほど簡単ではありません。
パソコンにはアプリやサービスのアカウント情報やクレジットカード情報など様々な個人情報が含まれているので、 そのまま捨ててしまうのは悪用される危険があるので非常に危険です。
「データを消去する」という場合、一般的に
① データを「ごみ箱」に捨てる
②「削除」操作を行う
③「ごみ箱を空にする」操作をして空っぽにする
④ ソフトで初期化する
⑤ 付属のリカバリーCDを使ったり、ない場合は付随した作業を行い工場出荷状態に戻す
などの作業を行うイメージだと思います。
ですが‥ 一見データが消去されたように見えますが、WindowsなどのOSの元で、それらのデータを呼び出す処理が出来なくなっただけで、本来のデータは残っているという状態にあるのです。
パソコンの状態によっても、データ消去の方法が変わります。
以下いくつかの方法を紹介しますので参考にして下さい。
専用のソフトウェアを用いて消去する
データ消去ソフトウェア は、 パソコンメーカーやパソコン販売店のホームページなどを参照して入手して下さい。
消去の仕方は、 上書き1回、3回、4回、7回とデータ消去の回数や方式によって、データ消去の完全性はもちろん上がっていきます。
一般社団法人 パソコン3R推進協会では、協会の会員が推奨するデータ消去プログラムがあります。
各メーカーの消去プログラムについて紹介しているので一度、確認してみてください。
データ消去はあくまでも自己責任ですので、 心配な方は自分でパソコンデータの消去を行うようにします。
データ消去プログラムの紹介があります。
HDDに強磁気をかけて破壊する
電磁消去は、内部に強力な磁力を照射して、磁気信号を破壊することでデータ消去を行います。
起動しないハードディスクでもデータ消去ができるというメリットがあります。
この方法は専用装置が必要になるので個人で行うにはなかなか難しいため、依頼をすれば処理してくれるオススメ業者として 「パソコン廃棄.com」 という会社もあります。
パソコン回収はもちろん、データ消去に関しても相談出来るのは心強いですね!
HDDを物理的に破壊する
そもそものデータを記憶するハードディスクを物理的に破壊することで機能を消失させて、データを読み取れなくさせる方法です。
この方法も、専用の装置にて破壊処理を行うので、ハンマーなどで個人的に壊そうとすると怪我をしてしまう恐れもあるため、必ず業者などに依頼して消去してもらうようにしましょう。
以上、3パターンの方法を説明しました。
データ消去とパソコン廃棄はセットだと思いますので、同時に対応してくれる信頼出来る業者を探すか、一度弊協会の補修センター窓口までお気軽にご相談下さい!