Webを見ながら資料を作成するいうような作業をしているとき、Web画面を大きくするとワープロ画面が小さくなってしまい、ワープロ画面を大きくするとWeb画面が小さくなってしまって、作業するのがとても大変というようなことはありませんか?
そのようなときには「仮想デスクトップ」を活用してみてはいかがでしょうか。
仮想デスクトップとは?
仮想デスクトップとは、パソコンのデスクトップ環境を拡張して、1台のパソコンで複数のデスクトップ環境が使えるようになる機能です。
この機能を使うと複数のアプリを使って行う作業が効率的にできるようになります。
仮想デスクトップ1はWeb参照用としてWebブラウザだけ開いたデスクトップにし、仮想デスクトップ2はワープロ用としてワープロソフトだけ開いたデスクトップにし、それらの仮想デスクトップを切り替えてながら使うことができます。
仮想デスクトップとマルチディスプレイ
Windowsのデスクトップ環境を広く使うことができる機能には、もう一つマルチディスプレイという機能もあります。
この二つの違いはなんでしょうか?
マルチディスプレイとは1台のパソコンに複数台のディスプレイを接続してデスクトップを拡張する機能となり、仮想デスクトップとは1台のディスプレイに複数の仮想的なデスクトップを表示させる機能となります。
わざわざ2台のディスプレイを用意しなくても、またスペース的に2台のディスプレイを置けない環境でも、仮想デスクトップ機能を利用すれば、2台以上のディスプレイを使うかように効率良く作業ができるようになります。
仮想デスクトップの操作方法
それでは仮想デスクトップの使い方を説明していきます。
新しい仮想デスクトップを作成する方法
まずは新しい仮想デスクトップを作ってみましょう。
またキーボード操作で作成することも可能です。
Windowsキー + Ctrlキー + Dキーを押すと新しい仮想デスクトップが追加されます。
なお、すでに2つ以上の仮想デスクトップを作成している場合は、
「新しいデスクトップ」の画面の中の「+」をクリックします
仮想デスクトップを切り替える方法
作成した仮想デスクトップは切り替えて使いこなしていきます。
仮想デスクトップの切り替え方を説明していきます。
またキーボード操作で切り替えることも可能です。
Windowsキー + Ctrlキー + 左キーを押すと左隣の仮想デスクトップに、Windowsキー + Ctrlキー + 右キーを押すと右隣の仮想デスクトップ に切り替えることができます。
仮想デスクトップの名前を変更する方法
作成した仮想デスクトップは「デスクトップ+連番」で名前がついています。
この名前は変更することができます。役割等のわかりやすい名前にしてみましょう。
仮想デスクトップにアプリを配置する方法
新しく作成した仮想デスクトップに、既存の仮想デスクトップで開いていたアプリを移動させることができます。
新しく作成した仮想デスクトップにWebブラウザを配置してみましょう。
ドラッグ&ドロップだけではなく、アプリ画面の右クリックメニューから変更することもできます 。
仮想デスクトップを削除する方法
不要になった仮想デスクトップは削除することができます。
インターネット参照用仮想デスクトップが不要になったと想定して、削除してみましょう。
キーボード操作でも削除することができます。
Windows キー + Ctrlキー + F4キーを押すと、現在開いている仮想デスクトップが削除されます。
その他)高精度タッチパッド搭載機種であればジェスチャで操作できます
お使いのノートパソコンが2本以上の指で操作できるマルチタッチに対応している高精度タッチパッドを搭載していれば、ジェスチャで操作できます。
今回は説明は省略します。
仮想デスクトップを駆使して効率的に作業をしよう!
このように仮想デスクトップ機能を使えば、簡単に複数のデスクトップ環境を作り、切り替えながら使うことで効率的な作業ができるようになります。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?