パソコンを新しく購入する際に、どんなところを見て購入する機器を決めていますか?
メーカー? デザイン? もちろん値段も大切ですよね。
ですがパソコン選びのいちばんの重要なポイントは、やはり性能(処理速度)ではないでしょうか。
値段は性能に比例しますので、購入するパソコンの性能が決まれば、予算も大体見当がつきます。
パソコンの性能を決める3大要素
パソコンの性能を決める要素は、『CPU』『メモリ』『ストレージ』だと言われます。
組み込まれた『CPU』の種類と『メモリ』の大きさによって、パソコンの処理スピードが遅くなったり速くなったりします。
もう一つの要素『ストレージ』はデータの保存領域のことで、数値が大きいほどたくさんのデータをパソコンに保存することができます。
実は大切な『ストレージ』選び
『ストレージ』はデータの保存領域のことで、容量が足らない時には外付けのストレージなどで補うことができます。
ですが大切なのは内蔵ストレージで、装置の種類によってパソコンの処理スピードに大きな違いがでてきます。
ストレージとしては、従来まで一般的だった『HDD』、最近主流の装置『SSD』、この2つが代表的な装置です。
この2つを比較してみると、『HDD』に比べ『SSD』の方が、データの読み書き速度が3~4倍ほど速くなります。
パソコンはデータの読み書きを繰り返す機械です。『HDD』と『SSD』の性能の差は、そのままパソコンの処理速度に大きく影響します。
今後パソコンの購入を検討する際には、ストレージに『SSD』を搭載した機器を選ぶことをオススメします。
『メモリ』と『ストレージ』
話が逸れましたが、今回はブログは『メモリ』と『ストレージ』のお話です。
ジェムテクノートパソコン有償譲渡会にご来場される方からよくこのようなご質問をいただきます。
「メモリ4ギガのパソコンにはどのくらいデータが入りますか?」
譲渡会に展示場してあるパソコンには、性能を示す立札が掲げてありますが、それに書かれた数値についてのご質問です。
『メモリ』の数値の単位は『GB(ギガバイト)』、『ストレージ』の単位もギガバイトです。
『メモリ』も一見すると保存領域に思えますね。
この二つはよく混同されがちですが、意味と枠割が異なります。
『メモリ』の役割
データの保存領域にも見えますが、先述の通り、『メモリ』の数値はパソコンの処理能力を示しています。
『メモリ』はOSやアプリケーションを動かすために、必要な情報を一時的に保存しておくための領域です。
パソコンが作業をする時に使う作業机によく例えられます。
「メモリ数 = 作業机の広さ」このようなイメージです。
作業机が広ければ、パソコンは効率よく作業ができるため、
「メモリ数が高い = 処理速度が速い」ということになります。
また、作業机の広いパソコンなら、複数のアプリを同時に起動しても、動きが遅くなりにくくなります。
メモリは作業用のデータを一時的に保存しているため、パソコンの電源を切ると、メモリにあるデータも消去されます。
『ストレージ(記憶装置)』の役割
『ストレージ』はデータの保存場所を示します。
本棚など、収納スペースのような役割です。ストレージの容量の分だけ、データを保存することができます。
WindowsOSや各アプリケーションのデータも同様に、ストレージ内に保存されます。
メモリと違い、ストレージに保存されたデータは、パソコンの電源を切っても消えることはありません。
最後に
今回のブログは主に『メモリ』と『ストレージ』の違いについてお話しました。
単位は同じですが、データを扱う役割が違うんですね。
ちなみに、ご家庭で書類を作ったりネットで動画をご覧になるよな使用用途でしたら、メモリは4ギガでも十分です。
今後のパソコン選びに、今回の内容をぜひ参考にしてみてください