新たにパソコンを買い替えた際に、恐らく多くの方が不安に思われるのがデータ移行ではないでしょうか。
古いパソコンから新しいパソコンへの引越し方法を知っておけば、大きな不安解消に繋がるでしょう。
今回は、3つの引越し方法をご紹介していきます。
すでに備わっている機能を利用する
「Windows転送ツール」が利用できます。これは、メールや作成ファイル、設定などを、Windowsパソコン同士で転送することが可能な機能です。
このツールを使うことで、任意のファイルや設定、アプリケーションなどを移行することが可能です。なお、「Windows移行アシスタント」を古いパソコンにインストールすることで、異なるOSでもデータ等の移行ができるようになっています。ただし、アプリケーションなどはOSが違うと利用できません。そのため、別途代替ツールなどを探す必要があります。
データ移行ソフトを利用する
Windowsの場合、Windows転送ツールはアプリケーションの移行まで対応していません。そのため、アプリケーションのコピーに対応している市販ソフトを用意する必要があります。
このとき注意したいのは、データの引越し先となる新しいパソコンで利用するWindowsのバージョンです。Windowsのバージョンが異なると、対応するアプリケーションのバージョンが違ったり、旧バージョンでは利用OSに対応していなかったりする可能性があります。
セキュリティ上問題とならないように、アプリケーションの最新バージョンや対応OSを事前に確認しておいてください。
手動バックアップで引越しする
外付けハードディスクやUSBメモリー、DVD-Rなどのリムーバブルメディアを利用すれば、古いパソコンから自分が必要なファイルのみを新しいパソコンに引越しすることが出来ます。
引っ越しするファイルやアプリケーションを1つずつ自分で判断するため時間は掛かりますが、必要のないものまで移行させてしまう無駄を省けます。
また、Windowsには自動バックアップの機能が備わっています。バックアップデータをリムーバブルメディアに保存しておけば、万が一の際にも安心です。
クラウド経由でデータ移行する
古いパソコンのデータをクラウドにアップロードしておきます。続いて、新しいパソコンにクラウドにアクセス設定します。
設定が完了したらログインします。多くのクラウドはログイン後に自動的にデータをダウンロードするので、引越しをあまり意識せずにデータを移行できます。
また、クラウドを利用することでデータがクラウドにも保存されるので、引越し作業と同時にバックアップも取れるので、一石二鳥ですね!
実際にデータの引越しをやってみると、意外と簡単にできます。ツールから機能を選んでクリックするだけだったり、外部の記録メディアにコピーするだけだったりと、「これだけで終わるの?」とむしろ不安になるほどかもしれません。
パソコンのOSが変わると、操作性や使用可能なソフトウェアも変わってきます。そのためデータの引越しよりも、むしろ操作の違いに慣れる方が時間を要するなんてこともありそうですね。